BywordのプレミアムでWordPressへPublish!

そのまんまつなげたらルー大柴か小笠原方言かマック赤坂か、みたいなタイトルになってしまった。Bywordでsmileをmakeの巻です。
Markdownエディタ「Byword」。600円(現在)のアプリ内課金で、EvernoteやTumblrやWordPressに投稿できるBlog Publishing機能が使えるようになります。
半年以上「欲しい」と「不必要」のはざまで揺れてきましたが、このたび勢いで買いましたのでご報告します。
その前に、私のブログの下書き環境について述べておきます。
通信環境がよくなかったり、OSやブラウザが固まって落ちていた古き悪しき時代より付いてしまった習慣で、ブログの下書きは1エントリ1文書としてDropboxに保存しています。MacやiPhoneのMarkdownアプリで好きなときにいじります。
そして少し前まではこれを、HTMLでマークアップしていました。ブログのcssを読み込んでローカルでプレビューして。
でもBywordのHTML出力は、余計なidやclassも付かなくてプレーン。これでもいいかと、もっぱらMarkdownで書くようになりました。HTML形式でコピーしてWordpressの投稿画面に貼り付けて。
特に手間とは感じなかったのですが、プレミアム課金をした方のブログを読んで、シームレスに投稿までできるのはやはり良いかもしれないと思ったのが昨日のこと。一時間後には買ってた。
購入、Publish先を設定
杞憂だったのは、WordPressって WordPress.com のサービスだけを指すんじゃないよね? ということ。でも全然情報が見つからない。いいや買っちめぇー!
ヤー! これでPublishしまくり。
では「WordPress」をクリックして、我がブログを追加してみよう。ブログURLを入れればいいらしいからー
Oh。…http取ってもだめ、お尻スラッシュ関係ない。もしかして600円をドブに捨ててしまったのか。
ただいくら情報が少ないとはいえ、WordPress.comしかダメとは誰も書いていないんだよな。だからふと、WordPressの管理画面のディレクトリを入れてみたの。
次の画面に進んだ…ッ?! ということは
なんということでしょう。登録できたではありませんか。さらに複数登録も。
要するにWordPressをサーバにインストールして独自ドメインで使っているとURLだけでは認識できないから、WordPressとわかるURLを入れるってことかな。例えばwp、まででもいいみたい。もしかして常識かなこれ。
この件をあとで調べると、別アプリになりますが同じように悩んだ方がいらっしゃいました。よさそうですねBlogo。今は3600円に上がっているので安くはないけれど。
2秒程考えて、WordPress(ワードプレス)を実際にインストールしているディレクトリを指定してみたら・・・できたーー。\(^o^)/(期待のWordPress(ワードプレス)ブログエディタ『Blogo』!MarsEditから乗り換えてみた! | マーベリックWEBメディア部)
私は5分ほど悩みました。負けた。
ディレクトリ以下のなにかを見るのかな、.comだけではなくブログサービスによってはURLのみでいけるのかもしれない。セキュリティ上ログインURLを変えていたりなど個々の例についてはわかりません。
WordPressへPublishing
ここでコケたら意味が無いので、どきどきしながら初めてのPublish。某はじめてのおつかいで一番好きなのは子供が隠れてるつもりのスタッフに絡むところです。
1. 編集、プレビュー、Publish
スタタカスタタカパンパンスターンと華麗に舞う指。returnキーは吹き飛びスペースキーは砕け散る阿鼻叫喚のJISキーボード、からのプレビュー。プレビューを経由しなくてもPublishはできますが。
プレビュー画面には下の方に、Copy HTML・Export・Publishのボタンが並びます。ExportはHTMLファイルのダウンロードになります。
2. 設定済みのPublish先を選択
3. 必要項目を入れる
タグやカテゴリはカンマ区切りで入力。情報取得してくれて候補から選べたり、インクリメンタルサーチができたりすると最高ですけどね。
4. Done!
5. WordPressの投稿画面では
「カテゴリが入らない」とあったブログを読んだりしたので不安でしたが、それは過去のバージョンだったのかな。タイトル、カスタムURL、カテゴリー、下書き、タグ。きちんと反映されています。
これだと気軽に記事を作ることができそうです。
注意点、その他気づいたこと
- 修正上書きPublishingができない。投げっぱなし。これがMacでやりたければMarsEditなどのブログエディタを噛ませるようだし、iOSならするぷろですかね。Markdownにも対応しているし。
- Tumblrの二段階認証には対応していないらしい。EvernoteとGoogle認証システムアプリには対応しているけど。
- 記事タイトル欄に最初の見出しを入れてくれるのはいいけど、記事タイトルって普通本文に含めないしなあ。
- メディアアップロード(Byword 2.2でWordpressへのメディアアップロードが可能に、2.3でYosemiteに対応 | Webデザイン、フロントエンド系の技術に関する備忘録 – whiskers)。エディタに画像をドラッグするとMarkdownのイメージタグになるのですが、これをPublish時にWordPressにあげられるようになっていました。複数枚でもOK。でもHTML出力されると、pタグに包まれもしていないただのXHTMLのimgタグになっちゃう。気にしない人はすごく楽でしょう。
- アイキャッチには非対応。Auto Post Thumbnailとか入れておいたらよいのかな。バージョン2.4とか2.5で対応しそうな気もするけれど。
- 連携したサービスやブログの情報はiCloudに保存されて、各端末で同期がとれたりするのかなー(希望)と思ったらそんなことはなかった。
- Mac版とiOS版のプレミアムは共通なのかなー(超薄型希望)と思ったらやっぱりそんなこともなかった。まあ別アプリですしね。iOS版はいいや。
できることできないことありますが、私の使い方なら実用に足りそうなのでしばらく試しながら使ってみます。さらに機能が強化されて便利になるかもしれないし。
蛇足その1 linkもstyleも
MarkdownですからHTMLタグを混ぜても問題ないのですが、例えば
1 |
<link rel="stylesheet"
href="css/style.css"> |
こんなスタイルシート読み込みも
1 2 3 |
<style> p {
font-size:
16px;
line-height:
1.65;
} </style> |
直で書いても、反映できちゃうんですね。
初めてやってみたときByword天才! と思いましたが、MacDownとMouとWriteとLightPaperとChrome拡張には「え、それ普通だけど」って言われました。HaroopadとビューワのMarked 2は中途半端だったし、Typora betaはHTMLタグ一切見てくれていません。何個入れてるんだよMarkdownエディタ。
蛇足その2 モー開発停止…してなかったMou
「MacDownは、Mouが開発停止状態だったので開発者さんがインスパイアして作った」というのは有名な話。ですが久しぶりに見たら「2015年の8月にMou1.0を出すよ、30ドルになるけどプレオーダーなら半額だよ」って告知が出てました。
We plan to ship Mou 1.0 in August 2015, sell at $30 each copy. Preorder now at 50% discount!(25.io | Buy Mou)
Mouはもともと無料アプリケーションだし、メジャーアップデートで30ドル取るとなるとどんなアップデートをするんでしょうね。興味はあるけど詳細がわからないと冒険したくないなあ。
というわけでBywordプレミアム、Publishing機能の紹介でした。
って、Byword値上がってた。円安のあおりか。
前は確か1000円と500円でしたよね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません