中華せいろのツレヅレ
中華せいろを買ったのは昨年の秋。とっくにブログの記事にしたと思っていたらエントリが見つからない。そうか、その時期はゴタゴタしていたもんな…
ということで、下書きで眠っていた文章を今日のエントリに。
前々から気になっていたせいろ。
買おうか。せっかく断捨離したのに物を増やすのか。手持ちの器具でできるじゃないか。でもほら楽天ポイントも溜まってきたことだし…でもでもダッテー(もう買っちゃう予感しかしない)
せいろの種類
ご存知とは思いますが、「せいろ」には中華せいろと和せいろがあります。
通常中華蒸籠は中華料理(主に点心)、和蒸籠は和食に用いられるが、基本的な構造や使用法は変わらないため、どちらをどちらに使っても支障はない。和蒸籠には四角いものも多い。(蒸籠 – Wikipedia)
こちら(和せいろと中華せいろの違い|引き出しの奥。吉田揚子のブログ )にわかりやすい図があるので参考に。で、今回選ぶのは中華せいろ。
大きさは?
一人なら18cmか21cmで二段、二人以上なら21cm以上かな。ジャストサイズよりは大きめを選んでおいたほうがよいかと。逆に15cm未満のサイズは、入れ子で蒸して食卓に並べるような使い方になるかな。
素材は?
ひのき、杉、竹があります。性能にはそれほど変わりないと思いますけどね。
- ひのき…高い、良い物、香りがいい
- 杉…ひのきと竹の中間くらい、香りがいい
- 竹…安価で買える
かごやの天山せいろ
私が購入したのは楽天のかごやさん。天山は、照宝と並んで有名なせいろブランドです。
これプラス、身(本体)をひとつ購入して二段体制。上でごはんを蒸して下でおかずを蒸して、という使い方ができるので同じ径の身は二つあるほうが便利です。
なお、15センチくらいの竹製中華せいろは100円ショップにも売っています。とりあえず使ってみるならそれでもよいかと。
準備から使用まで
Instagramに上げたのと同じ写真ですが。まず、軽く水で洗って湿らせたら15分ほど空蒸しをするらしいです。(何も入れないで蒸す)
そのあとはよーく乾かします。
立ち上る杉の香りがたまらん。
肉まんはもちもち、本当よく出来てるよせいろって。
手入れ、取り扱いについて
木の製品となりますが、我が家は先に曲げわっぱ弁当箱を導入しており、取り扱いについてはそれに準じる形でよいのかなと思っています。
- 木だから、洗うこと自体できるだけ避けると書いてあるところもある。よく乾かせば問題ないと思う。曲げわっぱに準じる。
- 洗剤も、よく洗い流せば問題ないらしい。曲げわっぱも洗剤はNGと書いてあるところもあったけど自分はガシガシ洗ってたので、やはり準じる。
- とはいえ油がにじみ出るものは極力、クッキングシートなどを敷いて対処する
あとはよく乾かすこと。収納はしまい込まず、通風の良いところ。私はレンジフードにひっかけたままです。ホコリ積もる前に使っちゃうし、積もったところで使う前は絶対に水に濡らしますしね。
せいろ以外に必要なもの
鍋と蒸し板
鍋はセットでも売っているけど、本体のサイズに合う鍋を持っていればOK。合わなくても蒸し板があれば問題ない。
せいろ用の蒸し板は真ん中に穴が開いているドーナツ状の特徴あるもので、これを単品で通販で探すといいお値段します。せいろが鍋にフィットするなら不要です。
中華せいろ + 蒸し板 | 毎日が楽しくなるキッチン用品のセレクトショップ 『プロキッチン』 … 下の方に蒸し板についてのアレコレが書いてあるので参考までに。
私も、片手鍋にせいろを置いてみたら微妙に内径が合わないので買わないとダメかなと思ったのですが、たまたま手持ちの深胴鍋に付属していた蒸し板が使えて
…あれ? その鍋で蒸し物すればいいんじゃないの? って思ったあなた、正解です。私も今そう思いました。せいろが欲しかっただけなんです。
クッキングシートか蒸し布
油が出るもの、もち米などくっつくようなものを蒸すときにあれば便利です。クッキングシートはあるので蒸し布は必要ないかと思ったけれど、100円ショップにあったので購入。
シュロたわし
ま、これは類似のキッチン用品があればいいのですけど、ついでなのでかごやさんでポチりました。
触ってみると、タワシみたいに固くなくて柔らかいんですね。使い終わったせいろをこれでわちゃわちゃこすって終了。
美味しく食べるために手間をかけるか否か
すき間から立ち上る白いホカホカ蒸気、立ち込める杉の香。
せいろで蒸した肉まんやおこわ、野菜の美味しさ。想像以上にバリエーションに富んだ料理が作れるせいろ。
肉まんひとつ、ただ温めて食べるだけなら電子レンジで十分なんです現代人は。
時短でもコスト安でもない、鍋を出して湯を沸かさねばならない、使い終わった器具は洗わねばならない、しまう場所も取る。
せいろ面白そうーだけで買ってしまうと、けっこう面倒、けっこう手間…と感じて放置対象になってしまうかもしれません。現代の尺度に照らしたときに、不便を楽しめるかというところでしょうかね。
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