メカニカルキーボードを買いました【Keychron K2】
理想とするキーボード、というのがあります。
まだMacがMacintoshでPower Mac(G3〜G4)だったころに付属していた、メンブレンっぽい軽めの打鍵音のApple USB Keyboard。
今にして思えば相当うるさかったと思うけど、当時の制作会社では全員でカチャカチャカチャカチャスッターン! ってやっていましたね。
そのうち付属される純正キーボードはだんだん薄く、ノートPCも多くなり、職場のBGMも「ハタハタハタハタ…ペタペタペタペタスッチャーン」みたいな音に様変わりしたわけだけど。
テンキーレスキーボードを買おう
そんな感じで家でも純正のテンキー付きフルキーボードを使っていたのですが、常々感じていたことがありまして。
- 文字打つ→マウス→文字打つ→マウスなのでテンキーがあるとマウスが遠い
- フルキーボードだと文字キー部分が中心より左に寄る。いつのまにか体をねじって文字キー打ってる
長年似たような仕事をしてきて、今まで気にならなかったのはなぜだろう。
ならばこの際テンキーレスのキーボードを買おうと。コスパ的にはApple純正かな? 最近発売されたLogicoolのMX MECHANICAL miniもいいかな?
で、なんの気無しにLogicoolのお高いゲーミングキーボードを試打して「ペタペタちゃう! ワイはやっぱりメカニカルキーボードが打ちたいんやー!」と再燃し、とあるYoutuberさんの動画にたどり着いてKeychron(キークロン)というメーカーを知ることとなります。
そしたら半月もしないうちにこれが家に届いてしまった。沼の入り口…いや、まだ大雨が降った後の水たまりくらいでしょうが。
Keychron K2
Keychronにした理由は、東プレやHHKBなどの高級キーボードに比べてお値段異常にリーズナボー。愛用するユーザーも多くて情報が多く得られると思ったから。あとは、Mac用に⌘キーやオプションキーを備えたワイヤレスキーボードだったからです。
購入についてですが、公式サイトKeychron.comからだと一週間くらいかかるらしいし、何より公式版は技適マーク*1が付いていないので国内では有線でしか使えない。早く安くまず触れてみたかったから、国内通販でホットスワップ非対応*2のモデルを入手。
- *1 技適マーク:この無線機器は日本国内で使っていいですよという証
- *2 Keychronではホットスワップ(キースイッチ変更可能)対応と非対応のものが用意。もちろん後者のほうが安い。
なぜか公式サイトよりも擦れた感じの箱だったりとか、ぴちっとビニールで包まれた箱の中にホモサピエンスの毛が一本入ってたミステリーとか諸々ありながらもね。
Keychronのモデル選択
キー配列からバックライトLEDの色から多様なモデルが存在するKeychron。より好みに合った一台を選べるとも、より選択を迷わせるとも言える。違いはこちらが詳しいです。自分も参考にしました。
同じテンキーレスで75%レイアウトのK8とは悩みましたが、フルキーボードと比べて劇的に変わらないし、フレームのフチ部分が高くなっているおもしろ構造でホコリが溜まりやすそうなのでやめました。愛用の方すみません。
対してK2。一番端に並んだhome/pageキーの縦一列が独特でミスタッチを心配しましたが、実際に使ってみると、ホームポジションでは右手の小指が絶妙に届かなかった。大きい手の人でも、エンターキーと間違えて打つという距離感でもないかなと。
手タレでもないので血管浮いて疲れた手でサーセン。ハンドクリームくらい塗るんだった。
アイコンのTKはなんだろうか。TK RAVE FACTORY?
雑感
打鍵感・打鍵音
梱包を解くのももどかしく…久しぶり、こんな段差のあるメカメカしいキーボード。音がタカタカするよ。
ここ数年ノートブックやぺったんこキーボードしか使ってなかったから、すぐには感覚が取り戻せない。
指が、指がああ。
あと、すごく、音がする!!!(当たり前だ
こんなに音がしたっけ。キーボードって。
きちんとしたマイクもないので、打鍵音は公式の動画で。
慣れてくると楽しい。カタカタカラカラした気持ち高めの音が好みなので、良い感じ。スイッチは換えられないけど、キーキャップを換えたりキックスタンドを立てたりデスクマットを敷いたりしても音は変わるから深い。と、にわかが申し上げます。
やっぱりコンパクト。
こうして並べるとだいぶん違いますよね。上がK2、下が今まで使っていたテンキー付きApple Magic Keyboardです。
マウスがとても近くなった、嬉しい…ストレスが減りました。
ゆえに打鍵姿勢の改善を求められる
来た当初にまず、キーボードの厚みに圧倒されました。白いほうにはスタンドがないからクッションゴムをつけて使っていたんだけど、それでもこの高さの違い。
厚みがある、ゆえに高い。
これによってリストレストもその日のうちに頼むことになったし、座りポジも再考することに。
後は、テンキーレスになって幅が狭くなったことでの肩こり。 キーボードの幅に合わせて脇閉めちゃって、無理な体勢で打っていたからかなあ。一週間くらい体のねじれを感じていたけど、ようやっとそのくせは抜けつつあります。
手首は動かさず力は抜いて、反動をうまく使うとメカニカルは本当に入力が楽になります。ここでホームポジションをないがしろにしてきたツケが出たわけですけど。左右分離型のキーボードなんてもっての外。
すこし残念な点
ひとつだけ最初に不満に思った点があって。
キーキャップがABS樹脂なんですが、よく言えばカチャカチャ軽快、よく言わないとへちゃへちゃなんですよね…
へちゃへちゃってなんだ。つまり、すぐツルツルになりそう。ミスタッチがすごく多くてバックスペースばかり連打しているので、文字キーエンターキーとともに光沢が出そう。
追っ付け、キーキャップは付け替えることになると思います。逆に言えばそこくらいしか不満点がないくらいですよ今のところは。
キーボードをカスタムするなんて昔は考えつきもしなかったけど、選択肢の多い時代ですね。使いやすくしようとか音を良くしようと思えば、ライト層にとってもいくらでもノウハウがある。
バックライト、ありなしで言えば
バックライトは綺麗だと思うけど、そのライトが際立つ暗さで作業しない。第一、タイピングしているときに手元見てないからどう光ろうが関係ない…
どちらかを選べたから地味そうな白LEDを選んでみたけど、別になくたって…
だがしかし、キーボードのライトが冴える時間帯になってきたら「これはこれでいいかも」ってなってしまったのよ。わざわざ手元を暗めにして見入ってしまうほどには。
知らなかった私、光り物好きだったんだ…コハダとかサバとか好きだもんな…
バックライトをオンにしているとバッテリーがすぐなくなるとあったけど、私ごとき据え置いて使う人間なんざ有線接続にしときゃいいんですよ。なんの問題もない。※もうワイヤレス以外使えないと思っていた人間が言っています
結論:気に入ったらなんでもあり。
ところで昔話
冒頭で書いたPower Mac、当時働いていた制作会社では憧れの上級機種であるG4 Quicksilverを使っていました。これが欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて
しかし安いお賃金で酷使されていた自分には到底手が出なかったため、ヤフオクで4万円ほどで落札したのがファーストMacであるAGP Graphicsとなります。ま、最初のMacだし慣れなければWindowsにもどろーくらいの感じだったんですよ。
そうそう、このマシン。
それ行け! PowerMac G4 AGP Graphics
検索してみて驚いたんだけどこのページまだサーバに残ってたんですね…。アクセラレータはこのページを参考にして換装したんですよ! お世話になりました。
Power Macのポリタンクは横からパックリ開くのが好きでした。ホコリもめちゃくちゃ溜まったけど。拡張性のある筐体で、ボード取り付けたりいろいろやったなあ。
iMacになってメモリくらいしか換えられなくなってからは興味がなくなりましたけどね。色々換装したのも、少しでも速く快適なマシンになれという一心だったので。
マイクロソフトマウス、MOドライブ、USB切替器…デスクトップにあるもの何もかもが懐かしい。思い出が渋滞中…
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