初心者雑談:一眼レフ→コンデジ→単焦点レンズ

2013年12月15日写真・カメラレンズ

現在、自分はD40とGR DIGITALを所持しており、単焦点メインで勉強中の身。そうなるにいたった背景を整理しつつ書いてみます。おどろくほど何の参考にもならないので雑談として聞いてください。

一眼レフを買う(2009年)

一眼レフを買おうと…思い立った理由はさすがに忘れてしまったな。D40にしたのは父がNikonだったのと、「名機」って言われていたからなのと、中古で手頃だったせいもあって練習用にと思ったのと、…そんな理由からでした。

(※名機だから買うわけではなく、何が名機と呼ばれる所以なのかを知りたくて買うのです、後のGR DIGITALしかり)

でも集中して使ったのはほんの半年くらい。キットレンズ(18–55mm、f/3.5–4.5)で撮ってみて、へーと思って。

確かに写真は深みがあって綺麗なのだけど、文字通り「へー」って感じだった。デジイチっていうだけでもっとすごい写真が撮れると勘違いしてたんですね。だからその感動がなくて肩透かしという感じで。

そもそも、マクロな写真、撮れない。コンデジではこーんなに寄って撮れた写真が撮れない。だからクローズアップレンズ買いました。(短絡的)

その写真がこれ。

Haworthia truncata

まあ被写体のお陰で綺麗っちゃきれいなのだけど。だいたい絞りだのなんだのわからずAutoでただ撮っているだけだから「へー」て写真になりますよ。そして持ちだすのが面倒くさくなって、と思ったら充電器が行方不明になって…

中古で安かったというのが「わざわざ買ったんだから使わないと勉強しないと」感を薄めたのか。意識したつもりはないけどどうなんだろう。

ちなみにうちの父親は最初にどーんと高いの買ってましたけど、まあお金に余裕があったんだろうし、パソコンでも「一番いいやつ」っていう買い方をする人だったので。もちろんそのカメラは今もずっと使っています。

コンデジ、そしてGR DIGITAL(2010年~2012年)

出かけて撮ったりもするけれど、主に撮るのはベランダで栽培している2.5号鉢程度の植物、寄ってなんぼ。そこでマクロレンズを考えない素人の浅はかさ、軽くて寄れるコンデジに戻るわけです。ただ、それまで使っていたCOOLPIXシリーズに別れを告げ、RICOHというメーカーを意識して買ったのは転換点と言えるものだったかな。大げさか。

photo taken with GR DIGITAL III(5/10)-0.7EV, f/9

RICOH CX2は機能もさることながら、シンプルなデザイン、シルバーという色、特にこのグリップ部のデザインに惚れたんです。どこへでも持っていったし、密度濃く働いてくれました。

ところが一年ほどして再度、同じメーカーの単焦点デジカメ「GR DIGITAL」が気になりだします。CX2を買うときにも迷っていたのですが、まだ高かったんですよねー。

価格コムでたまたま一時期数千円も価格が下落したときに衝動買いですよ。浅はかですね。

今はGRか。素敵カメラと評判で、くれるならいただきますが物欲はないです。

単焦点ってなんなんだ

浅はかな歴史が続きますが、単焦点っていうものを理解したのはかなり最近のことです。最初のうちはマクロがすげー!っていうことに感動していて、設定すらいじくっていません。ひたすらお花モードで近場の植物を撮る日々。コンデジとかわらん。

two flowers of Aeonium sedifolium アエオニウム・小人の祭り開花

GR DIGITALというカメラ、28mmの広角単焦点ってのが売りなんですけど、「広角」の意味すらおぼろげなうえに小さなものを寄って撮るばかりだからほとんど生かしてないですよね。

転換点

なんのタイミングだろうな、SNSでまわりにカメラをやっている方が多いからなのかな。数年寝ていたD40だけど、突如「このままではせっかく買ったのにもったいない」と思ったわけ。今年の初めごろの話です。

「何かカメラを買えば意識も変わるかも!」と新しい一眼レフが欲しくなったりもしたけど、そのとき聞こえたんです。D40の「ボクハココニ…イルヨ…」という声が。(怖いよ

あー、このまま新しいの買っても金の無駄だ。もし買うのでも、D40で勉強してガシガシ撮って物足りなくなったら買おう。

そして、避けてきたところをちゃんと把握しよう。画角って何。焦点距離って何。広角って何。焦点距離が短いとなぜ広角になるの? F値って何。シャッタースピードとの関わりは。ISOは。露出は。絞り優先モードは。被写界深度は。撮像素子って35mm換算って何。

例えば、単焦点のレンズは画角が一定になる。欲しい構図は動く。今ならわかることですが、恥ずかしながら暴露してしまうと「単焦点レンズ」ってある一定の距離からしか撮れないもんだと思ってたんです。

…それなんて固定距離レンズ? 焦点距離35mmのレンズなら3.5センチか、どんなマクロ専用カメラなんだ、ぁあ? って話ですよ。ほんとアホ。要は焦点距離がワーキングディスタンスとごっちゃになっていたんだと思います。

こんなにわかりやすく書いてあるんだから、猿でもわかりそうなものなのに頭に入って来なかった。猿さんごめんなさい。頭使わずキットレンズ伸び縮みさせてちゃ、そらいつまで経っても思うものは撮れんわ。

まずは一つ基本となる単焦点レンズを買って、画角とやらを身につけてみようと…なるのが素人の浅はかさその3だか4だか。うまくなるには単焦点レンズで画角を身につけて!みたいな記事読んだんですよね多分。間違いではないんですけど。

単純に画角の違いを体験するなら、キットのズームレンズだって35mm、50mmの画角は勉強できるんですよ。でもさー、ズームって「遠くのものを大きく写すもの」って認識しかなかったんだもの。リングで「焦点距離を変えて」るなんて意識したこともなかった。

それに単焦点は明るいだのボケるだの書かれているし、純正交換レンズはいうほど高いものではないし、欲しくなっちゃったんだよねえ。要するに。
ってことで、つづく。