庶民のはっさくザクザクオランジェット

庶民のはっさくザクザクオランジェット

台所話は当分続くので、スイーツで一息入れましょう。もはや何メインのブログだかわからなくなってきましたが、本来はアプリケーションとかアプリとかカメラのこととか書きたい私による私のためのブログです。

とはいえ二ヶ月も前に作ったオランジェットの話。

チョコの扱いもシビアになるし、はっさくを使っていますが皮厚めの柑橘類ならなんでもいい、なんなら来年作ってください。

はっさくオランジェットづくりは二回目になります。同じことやってもつまらないし、今回はコーティングに刻んだナッツや歯ごたえのあるものを入れたい。でもナッツをみじん切りしてざっくざくにするのは面倒。ざくざくナッツを買うのは金の無駄。

ぼーっとチョコ売り場を眺めていた私の目に飛び込んできたのは、これだ。

オランジェットの材料

クランキーチョコレート。一石二鳥、頭いーい。

キーワードは「安さ爆発庶民のオランジェット」。
材料の合計金額は1000円もしないのにたくさん作れて、家計にも優しいのです。

材料など

このほか私が使用したツールは不織布袋(三角コーナー用など)、クッキングシート、大きな鍋、大きなボウル・ざる、竹串、ゴムベラ、料理用はかり、ジップロックのような密閉袋、みかんを使うならジューサーか絞り器。

手順としては、簡単とかお手軽ということはなくて煮たり乾かしたり、地味で時間をかける作業です。調理時間は三日。時間をうまく使えば最短二日でいけるかな。

一日目:皮の苦味抜き

  • 大きめ鍋に湯を沸かしておく。
  • はっさくに塩を擦りつけて表面をずりずり手で揉み込み、よく洗う。皮に十字に包丁を入れ、四等分にして慎重に剥く。
  • 皮を沸騰した湯に入れて茹でる。
  • 再度沸騰したら火を止めて一晩もしくは一日程度放置する(水は数回変える)。

夜に始めたので、ここまでを深夜にやり翌晩まで置いておきました。

はっさくの皮の苦味取り

こんな状態。内側はすでにウニャウニャしてます。

二日目:苦味抜き・皮を煮る

  • 内側のウニャウニャをスプーンでこそぐが、厚みは残す。食べ心地の分かれ目。
  • 沸かした湯に10分、茹でこぼして水で洗う。これを三回繰り返したらざるにあげておく。
  • 皮を1センチから1.5センチ幅くらいに切る。皮の総重量を量り、それと同量くらいの上白糖を準備。今回ははっさく皮が310g。対する上白糖は300g。

カットしたはっさくの皮

みかんの皮を剥いて果肉をジューサーでガー。…と私は家にあったみかんを使いましたが、100%オレンジジュースで楽をしたほうがよかったです。甘さ一定だし。

ジューサーでガーしたみかん果汁

煮る鍋に不織布袋を広げ、ガーしたものを入れて口を縛ります。はっさくの皮と上白糖をぶっこみ、初めは中火、沸騰したらコトコト弱火で煮込んでいきます。鍋から離れていてもいいけれど、たまには優しくかき回して…?

ジュースの場合は皮ひたひたまで。上白糖の量は加減するようかもしれませんが、あまー!くて濃厚なオレンジ煮汁になればよいです。

みかん果汁ではっさくの皮を煮る

途中で汁を味見して、甘さ酸っぱさが足りないようなら砂糖やジュースを足して濃い煮汁を皮に染み渡らせてください。

最初は濁っていた煮汁が透明になっていきます。そのころには皮にも透明感が出てくるので、煮汁が残る程度で火を止めます。ここまで40分ないし50分程度だったかな。

煮上がり

煮上がった皮はクッキングシートや網へ、くっつかないように並べて乾かしておきます。おやすみなさい。

三日目日中:皮を天日で乾かす

朝、日当たりや風通しのいいところへ出して半日から一日乾かします。ぺたぺたしているので、砂埃がつかないよう気をつけてください。これで甘さがぎゅーっとね。

乾かすはっさくの皮

きなーがに。

三日目夜:チョココーティング

いよいよですよ、甘くてちょっと派手な作業の始まりです。

温度計を持っていない私でも、これならできるテンパリング

  • 大きな鍋にたくさんお湯を沸かし、沸騰したら弱火に。
  • 鍋の径よりも大きいボウルで鍋にフタをするように置き(底はお湯に付く状態)、チョコレートを一気にパキパキ割り入れて溶けかかるまで待つ。溶けてきたらゴムベラで静かに練る。

テンパリング開始

チョコが全て溶けて、さてここからなのですが

【A】練るうちにスッとヘラに抵抗がかからなくなる温度があります。ゴムベラで底をこそげると綺麗につるっとチョコが離れます。唇につけると「あっ、少し熱い」と感じる程度。火からおろして、ボウルの底を数秒冷たい水につけます。

チョコ溶解温度

【B】水から上げて練っているとヘラに抵抗がかかってきて、ボウルの底をこそげても少しチョコの筋が残る温度があります。唇につけると「ぬ、ぬるい?」と感じる程度。そしたらまた火にかけます。

テンパリングは、練り続けながら【A】と【B】を繰り返します。チョコの種類によって溶ける・固まる温度は違うらしいのですが、いちいち測っていられないのでチョコの状態を見ることが大事。

というのはこの動画の受け売りです。

わかりやすく、電子レンジよりも状態を把握しやすくて作りやすかったです。まあ、多少滑らかになれば良くて、そもそもココアパウダーを振っちゃうから筋が出ようと出まいと…とは思いますが

このツヤツヤになったチョコを見るとやってよかったかなと。

テンパリング完了

感動すらします。

フィナーレ。チョココーティング

竹串を箸代わりにして皮を全身チョコにくぐらせ、ひとつずつ離してクッキングシートに置きます。この時点でココアパウダーを振ってもよいし…

30分くらいすると固まってクッキングシートから簡単に離れるので、密閉袋に大スプーン一杯のココアパウダーを入れて数本ずつ、折れないようにカサカサ。から揚げ粉をお肉につける要領です。粉が少なくて済みます。

固めるときは、この気候だともう冷蔵庫ですね。

できあがり!

どうでしょう。2015バージョンはっさくオランジェットです。

オランジェット完成

さてお味の方はどうですか、と味見。
昨年は皮の内側をこそげるのにピーラーを使って薄くしすぎてしまい、さらに乾かしすぎてかなり硬めになってしまったんだけれど、今回は肉厚。やわらかうまい。

なんといっても今回の殊勲賞は、思いつきで入れたクランキーチョコでしたね。シャリシャリして香ばしうまいですよ!

オランジェットを試しに楽天で検索してみたんですが、例えばこんなの。

そう変わらないんじゃない?
むしろマイオランジェットのほうが美味しそうじゃない?

一枚目の写真にあったはっさくは全部使っていないので、ゆうに4分の1近く節約できてしまう。こういう計算をしたいがために作ってると言っても過言ではないかもしれない。少し、いやかなりいやらしい。

副産物

溶かしたチョコが中途半端な量だったため、四分の一の皮には粉糖をまぶします。お茶請けにどうぞ。

今回みかん果汁を多めに絞って使ったので、煮汁がそこそこ残りました。なのでこれはビンにみかんシロップとして保存して、飲みものやヨーグルトにかけて使います。

みかんシロップ

あとはなんといってもこれです。ボウルにこびりついたチョコは牛乳を入れて湯煎で溶かし温め、ホットチョコレートに。残ったココアの粉も入れちゃえ。

チョコドリンク

今の時期なら溶かしきったあとに冷やしてアイスモカチョコレートですね。

今年のオランジェットはこんな感じでした。だがしかし、今回使ったみかんがあまり甘くなく、かつ乾かす時間が短すぎて風味が去年よりも若干薄かったのが反省点。

オレンジキュラソーを使えば難なく香り濃厚になるだろうけど、庶民のオランジェットですから。と言いつつ来年は使っているかもしれませんが…。

手際が良すぎて何度も見ちゃう動画。プロ豪快すぎ。